梅と桜と
朝、近所を散歩すると桜のつぼみが膨らんでいた。
中には花開いているものもあり、私の街は今週開花宣言が出ていたことを思い出す。
桜が咲くと、私は少し気持ちが焦る。
きれいなうちに早く見なければ!
あぁもう葉桜になってしまった…と悲しくなるので、
何とも落ち着かない、春の象徴だなぁと思ってしまう。
一方で、梅は大好きである。
先月は県内にある梅園まで梅の花を見に行った。
(なんか写真が巨大になってしまった)
この花の好きなところ。
開花する頃にふんわりと甘い匂いがするところ。
花と枝のバランスが美しいところ。
果実でつくるお酒がおいしいところ。
そして、散る花をあまり目にしないところ。
桜と違って、梅は市街地に植わっていることが少ないように思う。
里山や梅園に植わっていることが多く、きれいな頃を見計らって見に行く。
また、梅の花が散る頃は桜の開花時期とも重なるので、
そちらに気をとられがちである。
先日、職場の人からローランド(元ホストの方)の本を借りて読んだ。
ローランドは、桜が1番好きらしい。
それも1番綺麗な頃に散るのが良いということだ。
これはローランド自身の生き方とも共通している。
梅と桜と、どちらかが好きか分かれ道になるのは、
散る花を受け入れられるかという部分なのかもしれない。
なんだかんだ、今年も満開の桜が楽しみ。