妊婦の日々。その1
初めての出産まで40日を切った。
出産準備もだいたい終わったので、毎日暇を持て余している。
そんな今だから、妊娠してからの日々を自分なりに記しておこうと思う。
子どもを授かるまで
もともとあまり子どもに興味がない方だった。
結婚して2年あまり。
周りから「そのうち子どもの顔が見られたらいいな」くらいの
言葉をかけられることはあったけど、
何とも鈍感だったのかそれをプレッシャーに思うことはなく、
夫婦2人の生活を楽しんでいたように思う。
何より自分にはバンドという趣味があって、
子どもができることでその時間が奪われることが嫌だった。
もう1つ、独身時代から婦人科でPCOSと言われており、
妊娠すること自体が自分にとって現実的ではなかった。
できなかったらできなかったで、今までの生活を楽しもうと思っていた。
そんな自分が子どもがいたらいいなと思ったきっかけは2つある。
1つ目は甥っ子の誕生である。
産まれてからしばらく私の実家で過ごしていたこともあり、
毎日のように写真が送られてきた。
少しずつ大きくなっていく中でいろんな表情や仕草を見せてくれて、
子どもっておもしろいなぁと思った。
自分がちゃんと大人じゃないと子どもを上手く育てられないんじゃないかと
思っていたけど、成長過程は1人1人違って、
親も一緒に成長していけばいいんだなとも気付かされた。
2つ目はコロナ禍で延期していた結婚式を昨年挙げられたことである。
改めて色んな人に祝ってもらえたことで、
どこか慣れ切ってしまっていた2人での生活を
また新しい気持ちで始められるような気がした。
つづく。